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校正と感想と指摘と批評と批判と [小説書き]

あいやぁ、マイカテゴリーを「小説書き」にしていますが、小説ではなく仕事の話

年度末が近付き、付いている技師(以下ボスとしょう・笑)から、
「報告書原稿を、一人一度は目を通してチェックするように」と先日指示が残されていた。
ボスは現場に行くので、会う事が滅多にないっスよ。
下っ端新人なのに「本読んでいるから得意そう」と、一番初めにチェキする事に★
確かに短い昼休みに、チマチマ時代小説本を読んでいますがね……orz
何をどうしていいのやら★ 専門的な事はさっぱりわからないってのに★
仕方ないので、「目次とページを合わせ」と、文章チェックしたっス。
それすらどこまで手を出していいのやら★
私としてはかなり自重して(笑)、付箋を貼ってカキコしていった。
先輩から「うわ、細かっ。いやいいけれど。なんて細かい奴なんだと思われるよ」
「ムカっとか来るかもしれないよぉ」とか言われつつ~
更にボスのボスのボスの~(どれくらい上か知りません・笑)、
方が前書きに書いていた文章の間違いにも、付箋貼り(怖いもの知らず・笑)。

先輩達もチェキした翌日、付箋チェキについては何も言われずに、
図やスケールも見てね、の新たなる指示が。
新たな指示については先輩がしていましたがね。
更に翌日、天気が悪かったので、ボスが現場に行かずに登場(滝汗

でも、うちのボスは大らかな人だったっスよ、「指摘してもらっていいよ~」みたいな。
「但し、上の人の文章はそっちでチェックして来るので、どうしょうもない」と言われました(笑)。
いやまぁ、私が恥を掻くわけではないのでね、別に構いませんよ(こらこらこら・笑)。
取り敢えず、今年度のはもう一つ報告書があるようなので。
そっちも気付いたら、即付箋カキコしますよ、フッ☆
というワケで、これ自体もまだ二稿くらい来るようですから、目を皿の様にして頑張りますよ。

そう、これは「校正」なのですよね。感想や批評とは違うのですよね。
専門的な事が書かれているので、素人にはなかなか中身はわかりませんしね。
大学で勉強し専門家として仕事をするボス。
文章専門家ではないけれども、付いている下っ端からとやかく言われるのは、
さぞかし心外だろうね、とみんなで言っていたけれども、全然ケロリとされていた。
スケールについても、先輩が決定的な間違いを見つけたら、
(貼り間違いは今休みに入ってる、別の付いている人間の間違いなのだけれども)
「よく見付けましたよね」とかアッケラカンとされていたし。
これが別のボスだったら、大変だったかもしれない★(><)
器の違いってなものなんだろうナァ。
今のボス付きで、オイラはラッキーだったわい

で、私はネット小説(以前は同人誌も)とか拝見する時に、
「校正」と「感想」と「指摘」を混ぜているようなモノを送っているワケなんですがね。
それを受け取って食って掛かる人は、
「校正」と「感想」と「指摘」と「批評」と「批判」の違いをわかっていないのでしょうね。
だから何もかも、「批判」と一括りにして吼えるんだろうな……
つまり、意味の違いを理解していないんだなぁと、
そういう方に何を説明しても通じるはずはないよねぇ、としみじみしたのでした。

●校正・・・(1)くらべ合わせて、文字の誤りを正すこと。きょうせい。
      (2)校正刷りと原稿とを照合するなどして文字や内容の誤りを正し、体裁を整えること。
       版下や原画との照合についてもいう。
●感想・・・あることについて、感じたり思ったりしたこと。所感。感懐。
●指摘・・・全体の中から、ある特定の事柄を取り上げて示すこと。                 

●批評・・・事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。
●批判・・・(1)物事の可否に検討を加え、評価・判定すること。
       (2)誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらうこと。
       (3)〔哲〕〔(ドイツ) Kritik〕人間の知識や思想・行為などについて、
         
その意味内容の成立する基礎を把握することにより、
         
その起源・妥当性・限界などを明らかにすること。
●添削・・・(1)他人の詩文・答案などを、語句を添えたり削ったりして直すこと。
         
斧正(ふせい)。添竄(てんざん)。
       (2)書道で、朱筆を加えて直すこと。

   so-net検索辞書三省堂提供「大辞林 第二版」より】
 
※コメントを頂戴して、「添削」という語句を思い出しました。ついでに追加しておきます、てへっ。
   ありがとうございました


さて、二月になりましたね。早いもんだ~
結局、先月の時代小説読書は5冊止まりでした★orz
八冊は読むつもりだったのに~ 
休みの日は寝込んだりして…… 全然ダメだった。
今月は29日までだし、更に少なくなりそうな予感
まぁ、仕事が入っている月なのでしょうがないか、アハハハハ(こらこらこら)。
去年の仕事月は、二冊と0冊だったので、少しは進歩したかな? にゃはははは。
取り敢えず、読みかけのをさっさと読んでしまわなくては。
まぁ、こんな感じで初っ端からヤバイっスな


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ささサンはたくさん本を読まれるのですね☆
すごいなあ!
by (2008-02-02 20:11) 

F−USA

私もよく文章チェックやらされます・・・でも、
自分の文章はやっていません(笑
あとからみて、誤字脱字を発見してもほったらかしです

そういえば、定年した上司で人の文章を訂正ばかりする人がいました

私は関わることがなかったのですけど
横目で見て反感を覚えることがたびたびありました

直すことは悪いことじゃないと思うんですけど
その人が指摘して訂正する内容が、表現方法といいますか
自分の好きな言い回しに変えるだけなんです

読みやすいとか、社会的文章の表現はこれが適切とかではなくて
好みだけにこだわって訂正しているようにみえたので
なんでそこを直す!?
そう感じたというお話でした
by F−USA (2008-02-02 20:29) 

ささ

まるてん様、コメント&niceをありがとうございますv
あいやぁ~ 読むスピードがとっても遅くて、
たいした量は読めないのですよ~(照れ)
by ささ (2008-02-02 21:50) 

ささ

F−USA様、コメント&niceをありがとうございますv

私めは、仕事での文章チェックというか校正は、初めての体験でしたよ。
自分の文章は「推敲」って事で、日夜やっているつもりなのですが……
何度見ても、後から後から出てくるので、キリがありません★orz
見つけ次第、せっせと訂正しておりまする(笑)。
ブログ記事とかサイトだと、何度でも訂正できるので助かります。
これが掲示板へのカキコだと、そうはいかないので、
いつも冷や汗モノでございまする★

あああ、元上司の方は「訂正」というよりも、
「添削」をされていたのですね★
そりゃあ、上手くやらないと反感を買ってしまう事が多いでしょうね。
文章の種類にもよるとは思いますが、
「添削」ってのは、よっぽど間違った表現でもしていないと、
なかなか出来ないですよね。

今回の仕事の文章チェックは、「校正」でありまして。
決して、添削とかそんなオコガマシイものではございませぬ。
「こでは」とあったので、「ここでは」の「こ」抜けですね、とか。
「内外面はスジメが」と「内外面スジメが」が混同していますよ、とか。
そういう程度でございます(笑)。
確かに、一文に「その」が多用し過ぎとか書きましたが★

お偉いさんの文章は「解明する考える」とあったので、
「解明する為に考える」か「解明し、考える」とかではないですか?
とか、そういうレベルでございます。

報告書を冊子として発行してしまうと、
そのまま他所の技師や研究者に読まれてしまうので~ 
うちの大切な(笑)ボスに、恥は掻かせられませぬ(笑)。

だけれども、「添削」というのをすっかり忘れていました。
思い出させてくださって、ありがとうございますv 多謝v
早速、記事に付けたし訂正しておきましょう~♪
by ささ (2008-02-02 22:08) 

ささ

kuuipo_papa様、ぴーすけ君様、niceをありがとうございますv
初っ端の月から、目標冊数に届かなかったのが~
ガックリなのですが~ 三月に取り返すという事で(笑)。
by ささ (2008-02-03 18:23) 

ささ子さんこんにちは(^^ ご無沙汰しております。

毎日があまりに単調で、さすがに疲れてきたけんしろうです。
何か、何か意義のあることをしよう!と努力するのですが、完全にフリーな状態ではそれは非常に難しい。
人間というのはラクな方へラクな方へ流れていってしまうものということを身をもって痛感しております。

でも最近、新生活に向けて家具、家電製品の類を選び始めました。
一人暮らしなので必要最低限のものだけ少しずつ少しずつ♪

★★★★★

先日ご紹介した神林長平氏の「狐と踊れ」をまだ読んでいます。2週間一冊ペースで読んでいますから(笑)

かなり、面白いです。読書に目覚めたかもしれません。
詩的な表現が多くて、読み返さないと理解できない箇所も多いのですが・・・ここは経験値をためてレベルアップせねば!
by (2008-02-03 23:54) 

TERIKO

仕事中の文章校正、懐かしいです。
わたしも、演奏会のプログラムや、学園便りなどの校正をやってました。
今は、自分の小説をUPする前にダンナにチェックしてもらってる立場です(笑)。

読者様に校正や感想をいただけるのはすごくありがたいことなのに、やっぱりそれらを「批判」とひとくくりにしてしまう人も多いのですね。
by TERIKO (2008-02-04 01:06) 

ささ

kenshiro様、コメント&niceをありがとうございますv
ちょっとレスが遅くなって、すみません★

単調な毎日…… 今だけですよ。
学校が始まれば、高校とは違う専門的な、
自分の興味のある勉強をするので、退屈しているヒマはなくなりますよv
今のうちに、のんびりしておくのも、決して無駄にはなりませんよ。

新生活に向けての、家具家電選びはその後如何ですか?
楽しみですよね\(≧▽≦)/☆
あああ、私も一度くらいは一人暮らしを経験してみたかったなぁ~
いや、怖がりの寂しん坊だから、無理かな(笑)。

>神林長平氏の「狐と踊れ」
面白くって、読書に目覚めたかも☆ という事で、
そういう本に出会えて良かったですねv

読み返し、大いに結構な事ではありませんか。
私も時代小説を読み始めた当初は、
コピー用紙に知らない語彙を書き出して、調べていましたよ。
本当に、最初の頃は平岩弓枝氏のを一冊読むのに、
A4のコピー用紙に裏表書き込んで、数枚とかざらでしたよ。
書き出しては辞書引き引き……
そのうち時代考証の本にも、手を出すようになっちゃいましてたね。
それが高じて、うっかり自分でも書き出してしまったという……(笑)

本当は小説書くの止めようと思い、気分転換に読み出したというのに。
何がきっかけになるかわかりません☆
だから人生、面白いのかも(笑)。

kenshiro様はお若いので、まだまだいろいろな事に巡りあえますから、
ステキな事はどんどん吸収して、人生の糧にしてくださいませv
by ささ (2008-02-05 22:33) 

ささ

山都夜様、niceをありがとうございますv
お礼が遅くなって、すみません。

結局体調を崩して、読みかけの本はストップしたままなのです。
トホホのホ★
by ささ (2008-02-05 22:38) 

ささ

TERIKO姉さん、コメントをありがとうございますv
いやはや、とうとう風邪を本格的にひいてしまったようで、
レスが遅くてすみませんです。

姉さんもお仕事で、校正をされていたのですね。
いやぁ、私は初めての事なので、どこまで手を出していいのやら。
困惑してしまいましたが……
でも今日、印刷屋さんが持ってきた原稿を見たら、
しっかりチェキの所が手直しされていましたよ~
オイラ達の校正は役に立ったようです(笑)。

姉さんはダンナ様に、作品を読んでもらえてましたよね。
うちのダンナなんか、まるっきり。
あてにもならないから、読ませる気もないっスよ(笑)。

「なんでも批判ととる」は…… 何なんでしょうね……
「時間を使って、人様に読んで頂いている」という事を分かってなくて、
「書き手の方が上」とか「書けてて凄いでしょ、褒めてちょうだい」とか、
「崇められて当然、口答え無用」みたいな……
そういう感覚の人が多いのかもしれませんね。
そういう方は、長い目で見ると損をしているのですがね……
まぁ、人それぞれなので、余計なお世話ですかね。てへっ★
by ささ (2008-02-05 22:51) 

ハジナレフ

私は逆に校正される立場のお仕事だったりします。
うかつな仕事ぶりな私のところには
「直ってないよ」「見落としてるよ」「書き方違うよ」
と新人並みの凡ミスを連発しております。
多分、まわりから「使えないやつ」と思われておるのでしょうが、そこは皆さん大人。
だまって冷たい視線で「批判」してくれております。
とほほ~

私もおおらかな上司、といいますか嫌味のない人が上だったら・・・!
などと人様のところで愚痴ってみたりして。
失礼しました~
by ハジナレフ (2008-02-11 22:30) 

ささ

ハジナレフ様、コメント&niceをありがとうございますv

校正をさせれるようなお仕事ですか……
いいなぁ、憧れるぅ~
いやぁ、自分の文章というものは、
どんな方でも、何度見直しても、何故か見落としてしまうものなので。
よそ様の目で校正をしてもらうのは必要ですよ。

あいやぁ~~ おおらかなのかどうなのか、うちのボス、
よくわからない今日この頃(笑)。
by ささ (2008-02-12 22:45) 

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